「 楽しそうに

  デザインするね。」

 

そんなふうに言われるのが理想です。

PROFILE
渡辺 利佳子(RIKAKO WATANABE)

佐賀県佐賀市在住。
多摩美術大学を卒業後、(旧)日本ビクター株式会社に入社、同デザインセンターに所属。

インターフェースデザイナーとして、主にビデオカメラのデザイン開発に携わりながら、ビジネスソリューションのデザイン開発や、新規事業開拓におけるデザインプロトタイプ等行う。色のもつ心理的作用を利用した色彩展開、操作性、視認性、美しさを兼ね添えたビジュアルを目標とする。

2017年、BECK DESIGN STUDIOを立ち上げる。

MESSAGE
約10年、企画やエンジニアの方と一緒にお仕事をしてきました。
昔は1年かけて行っていた商品開発も、最近は短縮傾向で数ヶ月になりました。
スマートフォンが普及して、デザインがユーザーにより身近になり、
サービスを利用すれば、知識がなくても格好良いものが出来るようになりました。
デザイナーに求められるものが日々変わっているように感じます。

それが今の主流だとしても、
私は、デザインが便利で簡単なものではなく、その先にある目的のためのツールと考え、
例えば名刺が必要になったとき、単に格好良い名刺を作るのではなく、
どんな名刺にしたいか、その名刺でどんなイメージを持ってもらいたいか、
どんな会話をしたいかなど想像します。
名刺がきっかけで、素晴らしい出会があるかもしれません。
そんなことを考えると、名刺一枚の価値も高いように感じませんか。

目的を共有すること。
目的にフォーカスし、可視化すること。

ちょっとしたことでイメージを変えることが出来るのがデザインの面白いところです。
でも、ちょっとしたところが意図しない方向に行ってしまうこともあります。
一歩一歩、目的に合ったビジュアルを作り上げ、
できればその過程を周りの人にも一緒に楽しんでもらえたら、そう思います。

「楽しそうにデザインするね」だけでなく
「デザインって楽しいね」と言ってもらえるようなデザイナーを目指します。